マイラーには必須とも言えるJALカード。
マイルを貯めるには少しでも早く手に入れて活用していきたいところですが、JALカードはクレジットカードなので当然審査があります。
審査に通らないことにはJALカードも手に入りませんし、効率的にマイルを貯めることもできません。
そこで今回はJALカードの審査について、その流れや難易度、期間やコツなどについて実体験も交えてお話していきます。
特にJALカードは審査について色々と噂があったりわかりにくい部分も多いと思いますので、一通り目を通していただければ安心して審査に臨めるのではないかと思います。
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目次
JALカードの審査の期間と流れ
引用元:https://www.jal.co.jp/jalcard/index03.html
オンラインでJALカードを申し込んだ際の審査の大まかな流れは以下の通りになります。
- オンライン入会受付完了のメール
- 書類郵送の案内メール
- カード発行
といった流れです。
期間は全行程で約4週間かかります。
あいにく私自身がJALカードを作ったのは相当前なので私の審査がどうだったかは覚えていないのですが、つい最近私の母もJALカードを作りましたのでそのときの事例を参考までにご紹介しますと
- 7/27…「オンライン入会受付完了のご案内」メール着
- 7/29…「オンライン入会でお申し込みの皆様へ」(書類郵送の案内)メール着
- 8/25…JALカード着
といった日程で、案内通りほぼ4週間でした。

早い人では3週間ほどで届くこともあります。
母の場合は書類が到着後すぐには返送できず数日空いてしまいましたが4週間弱で届きましたので、特に時間がかかったということではないですね。
審査状況・合否の判断
さて、JALカードの審査の流れは以上のようになりますが、気になるのはカードの審査状況や発行状況かと思います。
どの段階で審査が済み入会可否が決まるのかは公表されていませんが、これまでの多くの人の経験や状況を元にすると、先ほどの行程1と2の間でほぼ審査は済んでいるようです。
というのも、否決される場合は書類送付の前にお断りのメールが送られてきます。
また、これは自分で開示してみればわかるのですが、オンライン入会を受け付けてから書類を郵送するまでにCICなどの信用情報はしっかりと参照されています。
つまりある程度の審査が済んでOKと見なされた段階で書類が郵送されてくるわけですね。
ですから、書類を郵送するとのメールを受け取った時点で審査にはほぼ通過したと思っても問題はないでしょう。
※入力・記入事項の誤り、書類不備などで書類郵送後発行までの期間が伸びたり見送られることはあるので注意してください
JALカードの審査は厳しいのか?
JALカードの審査の流れや合否についての判断など、基本的なことは理解していただけたかと思います。
次に気になることはJALカードの審査は厳しいのかどうか?ということですね。
たしかに、航空系のクレジットカードは審査が厳しめだと言われたりもします。
ただそれはあくまで百貨店や家電量販店などの流通系で、即時発行ができるものに比べてです。
少なくとも一般カードであればその申し込み資格はブランドを問わず、
18歳以上(高校生を除く)の日本に生活基盤のある方で日本国内でのお支払いが可能な方
引用元:https://www.jal.co.jp/jalcard/card/regular.html
となっています。
ただしアメックスブランドのみ、
18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方(学生を除く)
引用元:https://www.jal.co.jp/jalcard/card/regular.html
とされています。
これはつまりどういうことかと言いますと、アメックス以外のブランドの一般カードは18歳以上であれば大学生や専門学校生でも申し込めるということです。
学生には「JALカードnavi」という専用のカードがあるにも関わらずです。
また、アメックス以外では文言に安定収入や安定継続収入と言ったものが一切入っていません。
これはつまり会社員として毎月決まった給与を貰っていない人でも、支払い能力さえあれば問題はないということです。
実際、私の母もパート扱いで働いていますが問題なく審査に通過しました。
このような条件・状況を鑑みればJALカードの審査が特別厳しいわけではないということはおわかりいただけるかと思います。
確実に審査に通るために
そうはいっても審査に不安がある人もいるとは思います。
そこでJALカードの審査に確実に通るためのポイントをいくつかご紹介したいと思います。
- いきなり上級カードに申し込まない
- ブランドをよく選ぶ
- 多重申し込みをしない
- キャッシング枠を設定しない
以上4つのポイントについて順番にご説明します。
いきなり上級カードを申し込まない
JALカードは大きく分けて4つのグレードがあります。
普通カード、club-aカード、club-aゴールドカード、プラチナカードの4つです。
この内普通カードは一般的なカードで、club-aも付帯サービスが充実した一般カード扱いです。
club-aゴールドはもちろんゴールドカード、プラチナはゴールドより上の最高ランクのカードになります。
本格的にマイルを貯めるとなると、人によってはclub-aゴールドやプラチナを取得したくなるかもしれません。
ただ、当然ゴールドやプラチナとなると年収や会社の勤続年数などの審査基準も厳しくなりますから、審査の結果否決されるリスクも高くなります。
そこでリスクをなるべく低くするには、まずは無難に下位のカードを発行してから、実績を積み切り替えるというのが賢い戦法です。
よく普通カードから上位の切り替えキャンペーンをやっていることからもわかるように、一度入会してしまえば切り替えは驚くほど簡単に済むケースも多いです。
ですから、いまひとつ審査に自信のない場合はまずは入会しやすい普通カードやclub-aカードから狙ってみましょう。
ブランドをよく選ぶ
同じJALカードと言っても、発行会社はたくさんあります。
そしてもちろん審査はそれぞれの会社が行うため、発行会社、つまり提携ブランドが違えば審査は全くの別物になります。
ですからほしいブランドが特に決まっていないのであれば、自分に有利なブランドを選ぶのが良いでしょう。
たとえばJCBは既存の顧客を積極的に優遇する傾向が大きいので、これまでJCBのカードを使ってきて信用情報を積み上げていればそれだけで相当有利です。
程度の差こそありますが、これはもちろんJCBに限らず他の会社にも言えることです。
反対に提携ブランドで過去に支払遅れなどの事故を頻繁に起こしてるなどがあれば、審査に影響することもあるでしょう。
このように、ブランドとあなたの関係性によっても発行難易度は変わるので、これまで他のクレジットカードを使ってきた人はその辺りを確認すると良いですね。
多重申し込みをしない
これはJALカードに限らずクレジットカード全般の申し込みに関して言えることですが、一度に何枚も申し込むと審査に落ちやすくなります。
一般的に安全と言われているのが、短期間に4枚以上の申し込みは危険ということです。
つまり3枚では安全圏ということですね。
クレジットカードを申し込むと発行会社はあなたの信用情報を開示・参照しますが、信用情報を参照したという事実は記録が残りますから、他社が参照した際にもわかります。
2社目は1社目が参照したという事実を、3社目は1社目と2社目が参照したという事実を知ることができます。
つまり1社目、2社目、3社目と重ねていく毎に
「こいつ最近頻繁に申込みしてるな…金に困ってるのか?」
といった悪印象を与えることになります。
普通であれば同時期に何枚もクレジットカードを作る人はいませんよね。
支払いを滞りなくちゃんとしていれば通る可能性は高いですが、参照情報は半年間残りますので、半年以内に何枚も申し込んでいる場合は注意が必要です。
キャッシング枠を設定しない
これもクレジットカード全般に関わるお話ですが、クレジットカードでは買い物の際に使うショッピング枠と、お金を借りることができるキャッシング枠があります。
キャッシング枠が設定してあると、対応するATMにカードを入れるだけで枠内で即座に借入することができます。
手軽で金利も安く、海外に行ったときなどは重宝するのですが、これは当然借り入れ、つまり借金です。
なので、貸す側としてはリスクがあるわけですね。
だからキャッシング枠を設定するとその分審査も厳しくなりますし、余計に提出する資料が増えたりもします。
もし特にキャッシング枠が必要なければ、審査に通りやすくするためには枠は0円で申請しましょう。
カード発行を早めるには
JALカードは数あるクレジットカードの中でも発行に時間がかかることは有名です。
先ほどの例を見ていただいてもわかるように、通常ですと発行まで約4週間かかります。
これからマイルを貯めようと思い立って、せっかくだからJALカードを作ってみようという方はそれでも問題はないかと思います。
ただ、JALカードを発行するということは近々フライトの予定があるという方も多いのではないでしょうか。
そうであれば出来るだけ早くカードを手に入れたほうが圧倒的にお得ですね。
たとえば航空券の決済にJALカードを利用すればそれだけで多くのマイルが貯まります。
すでに旅行代金は支払っていたとしても、機内販売や現地での決済をJALカードにすることでも多くのマイルが得られます。
搭乗する予定があるのならフライト以外にもマイルが貯まる機会は多いので、最低でも出発前にはJALカードを手にしておきたいというのが本音です。
そんなときは“至急発行のお願い”をしてみると良いかもしれません。
通常であれば発行までは約4週間ほどかかってしまうところ、お客様サービスセンターに電話することで優先して発行してもらえることがあります。

引用元:http://jalcard.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/123/
実際に電話連絡を入れることで至急発行してもらえて助かった…というケースもよく見かけます。
私が知っている人では連絡から7営業日ほどで届けてもらったという人もいました。
さきほどもお話ししたように、審査自体は書類郵送前に大体終わっているのでこういった柔軟な対応が可能になるわけですね。
今回はJALカードの審査について色々と情報をお届けしました。
多少複雑な面もありますが、審査自体はそんなに難しくないということはわかっていただけたかと思います。
また、確実に、素早く発行してもらうためのテクニックもご紹介しました。
ぜひ実践していただき、一日でも早くJALカードを手に入れてより多くのマイルを貯めてくださいね。
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※それでもJALカードの審査に落ちてしまったときは…
これまでご説明してきたように、JALカードもその他の一般的なクレジットカードと何ら変わりません。
普通カードやclub-aカードであれば、安定収入がある人などであればすんなり通るでしょう。
またゴールドやプラチナだからといって必要以上に不安がったり構える必要もありません。
インビテーション(招待)制でもなく、自分で申し込んで所持している人が多数いる以上取得はそれほど難しいものではありません。
それでも審査に落ちてしまった…なんて人はもしかすると信用情報に傷が付いているかも?という可能性を疑ったほうが良いかもしれません。
信用情報ってなに?
『信用情報』とは、CICやJICCといった情報機関に残されているあなたの履歴です。
英語ではそのままクレジットヒストリーと呼ばれるもので、略して“クレヒス”なんて言う人もいます。
現在はクレジットカードの支払い状況やローン、携帯電話の分割払いなどあらゆる履歴がデータベース化され共有されています。
そしてクレジットカード会社は年収などの他にもその履歴を見て、延滞は無いか?ちゃんと支払い能力があるのか?などを総合的に判断しカードを発行します。
ですから、他に引っかかる要素が無いのにカードの審査に落ちる場合は、信用情報に傷が付いている可能性が高いわけです。
そしてこの信用情報は過去に何らかの料金を延滞している場合はもちろんですが、ときにはカード会社のミスなどで誤った内容が記載されてしまうこともあるんです。
ちゃんと支払っているのに未払いや延滞扱いにされていたらたまったものではないですよね。
しかし結局は人間のやる仕事ですから、場合によってはミスも発生してしまうのものです。
もちろん気づけば訂正は可能ですが、知らなければそのままずっと言われもない誤情報で不利益な扱いを受け続けることになります。
信用情報を開示してチェックしよう
信用情報は誰でも開示できますので、審査に落ちてしまった人などは一度自分の情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?
なお開示する際は自力でもできないことはないですが、書類の準備や手続きなどが非常に面倒ですから行政書士法人などの専門家に丸投げしてしまうのが早いです。
実際に信用情報の開示請求をする際は費用がかかりますが、たいていのサービスで問い合わせは無料で可能なのでまずは気軽に相談してみると良いですよ。
私もカード審査ではなく別件で一度行政書士法人を利用したことがありましたが、返信も迅速で疑問を丁寧に解説してくれました。
素人の自分一人ではどれだけ調べてもどうしてもわからないことや不安なことがありますから、時間と労力のことを考えても最初からお願いするのが賢明です。
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