特典航空券をはじめとした、いろんな特典に交換することができるJALマイル。
そんなJALマイルを効率的に貯めるには、JALカードを作ることが近道です。
しかし、JALカードは種類がありすぎてどれを選べば良いかわからない、そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では、効率よくJALマイルを貯まるクレジットカードを探している方のために、おすすめのJALカードをご紹介します。
失敗しないJALカードの選び方
カードの特徴を確認する
JALカードには、たくさんの種類があります。
そして、それぞれのカードには、例えば「年会費は安いがボーナスマイルが少ない」または「特典は盛りだくさんだが年会費が高い」など、メリットとデメリットがあります。
まずは、各カードの特徴をつかむことが重要です。
自分の中での優先順位を整理する(年会費、マイル還元率、その他特典など)
自分の中で何を最も重視するかを整理した上でカードを選ばなければ、結果的に自分にとってメリットよりデメリットが大きいカードになってまう、ということになりかねません。
以下、4つのパターンにそってオススメのカードをご紹介します。
- 学生の方向け
- マイル還元率重視の方向け
- 飛行機の利用が多い方向け
- JALグローバルクラブを目指す方向け
学生の方向け
申込資格 | 高校生を除く18歳以上30歳未満の学生(大学院、大学、短大、専門学校、高専4・5年生)で、日本に生活基盤があり、日本国内での支払いが可能な方 |
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年会費 | 在学期間中無料 |
マイル還元率 | 1%(100円=1マイル) |
「JALカードnavi」は、学生専用のJALカードです。
このカードの大きなメリットは、在学期間中の年会費が無料となることと、在学期間中はマイルの有効期限が無期限となることです。
また、マイルの還元率が良く、JALショッピングマイル・プレミアム加入時と同等のレートになります。つまり、ショッピングマイルが100円で1マイル(特約店だと100円で2マイル)貯まります。
また、ユニークなボーナスマイルも用意されていて、例えばTOEICで600点以上取得すると語学検定ボーナスマイルとして500マイルがプレゼントされます。
そして貯まったマイルは特典航空券に交換できますが、必要マイル数が最大6割引となります。
デメリットは、クレジットカードとしての利用枠が10万円であることです。
ただし、一般的に言えば学生のうちは高額な買い物も少ないと思うので、メリットのほうがはるかに大きいですね。
マイル還元率重視の方向け
JALカード TOKYU POINT ClubQ
申込資格 | 普通カード・CLUB-Aカード:18歳以上(高校生を除く)の方 CLUB-Aゴールドカード:20歳以上で、一定以上の勤続年数・営業歴と安定収入のある方 |
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年会費 | 普通カード:2,000円(税別) CLUB-Aカード:10,000円(税別) CLUB-Aゴールドカード:16,000円(税別) |
マイル還元率 | 普通カード:0.5% (200円=1マイル) CLUB-Aカード:0.5% (200円=1マイル) CLUB-Aゴールドカード: 1% (100円=1マイル) TOKYU POINT 2,000ポイント = 1,000マイル |
「JALカード TOKYU POINT ClubQ」は、JALカードと東急グループのサービスも利用できるため、マイルもTOKYU POINTも両方貯めることができます。
さらに、相互交換が可能なので、貯まったTOKYU POINTはマイルへ交換することができます。そのため、マイルの還元率を重視する方におすすめです。
また、PASMOオートチャージサービスが利用可能で、オートチャージされた金額に応じてTOKYU POINTが貯まります。
以上のメリットがありながら、年会費は通常のJALカードと変わりません。
これから通常のJALカードを作ろうと考えている方には、ぜひこちらも検討してみてください。
デメリットは、カードブランドがVISAとMastercardに限られる点です。JCBやアメリカン・エキスプレス、ダイナースは利用不可となっています。
⇒JALカード TOKYU POINT ClubQの申込みはこちら
飛行機の利用が多い方向け
JAL CLUB-Aゴールドカード
申込資格 | 日本に生活基盤があり、日本国内でのお支払いが可能な、以下の条件を満たす方 [JAL・Mastercard/JAL・VISAカード] 20歳以上、一定以上の勤続年数・営業歴と安定収入のある方 ※DCカードをお持ちの方は利用実績があり、会員規約を遵守されている方 [JAL・JCBカード] 20歳以上でご本人に安定継続収入のある方 ※学生の申込は不可 [JALダイナースカード] 原則として27歳以上 [JAL アメリカン・エキスプレス・カード] 20歳以上で本人に安定した収入のある方(学生を除く) |
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年会費 | 16,000円(税別) ※JAL アメリカン・エキスプレス・カード/19,000円(税別) ※JALダイナースカード/28,000円(税別) |
マイル還元率 | 1% (100円 = 1マイル) |
飛行機の利用が多い方には、提携カード会社のラウンジサービスが利用できる「JAL CLUB-Aゴールドカード」をおすすめします。
利用可能なラウンジは、成田・羽田などの主要空港をはじめ、地方にいたるまで全国各地にあります。さらに、ダイナースカードなら海外800ヵ所以上の空港を利用することができます。
また、フライト毎に25%のボーナスマイルがもらえます。飛行機の利用が多くなるほど、このボーナスマイルの存在は大きいのではないでしょうか。
その他にも、カード付帯保険が充実しているというメリットもあります。補償内容はカード会社によって異なりますが、傷害死亡・傷害後遺障害で最高1億円、海外旅行の場合救援者費用が年間限度額で150万円〜400万円となっています。
なお、カード付帯保険は自動付帯なので、JAL便を利用しない場合や、旅費をJALカードで決済していない場合でも可能です。
デメリットは、年会費が高いことです。JAL普通カードが税別2,000円に対し、JAL CLUB-Aゴールドカードの年会費は安いものでも税別16,000円。
なので、実際に飛行機に乗ってラウンジサービスやカード付帯保険の恩恵が受けられる方こそおすすめですね。
JALグローバルクラブを目指す方向け
JAL CLUB-Aカード
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く)で日本に生活基盤があり、日本国内での支払いが可能である方 |
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年会費 | 10,000円(税別) |
マイル還元率 | 0.5%(200円 = 1マイル) |
JALグローバルクラブ会員を目指す方は、「JAL CLUB-A」以上のカードを作っておくべきです。
なぜならば、JALグローバルクラブ入会の条件として、JAL CLUB-A以上のカードを持つ必要があるからです。
カードを持っていない場合は、入会に必要なステイタスに達したとしても、カード作成の審査が必要になってしまいます。
ここで審査に通らないリスクを考えると、先にJAL CLUB-Aカードを作っておいて、JALグローバルクラブ入会時に切り替えるほうが圧倒的に安心です。
また、JAL CLUB-Aゴールドカードといった、よりランクの高いカードもありますが、JAL CLUB-Aカードで十分だと思います。
理由としては、ボーナスマイルはCLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードで変わらないこと、カード会社のラウンジを利用できなくても問題ないことがあげられます。
JALグローバルクラブ会員になってしまえばJALのラウンジであるサクララウンジを利用できます。
サクララウンジにはアルコールを含むフリードリンクや、国際線の場合は食事も用意されていますので、一般的にカード会社のラウンジより設備は優れていると思われます。
デメリットは、カードブランドがJCB、VISA、Mastercardに限られることです。
その他には、空港のカード会社ラウンジが使えない、JAL普通カードと比べると年会費が高い、などがあげられますが、カード会社ラウンジはJALグローバルクラブに入会した時のことを考えると使えなくてもさほど問題ありませんし、年会費も必要経費と割り切りましょう。
20代の場合は、JAL CLUB ESTのJAL CLUB-Aカード
申込資格 | 原則として20歳以上30歳未満で、日本に生活基盤があり日本国内でのお支払いが可能な方(30歳になる誕生月の4カ月前の月末まで申込可能) |
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年会費 | JAL CLUB-Aカード 10,000円(税別) + JAL CLUB EST 5,000円(税別) |
マイル還元率 | 1%(100円 = 1マイル) |
20代の場合は、さらにJAL CLUB ESTに入会することをおすすめします。
20代限定のカードとなっており、大変特典の多いカードです。
マイルの期限が60ヶ月になる、各種ボーナスマイルがアップする、JALショッピングマイル・プレミアムに自動加入となるのでマイル還元率が良くなる、などメリットがたくさんあります。
その中でも、JALグローバルクラブ会員を目指す方に特に注目していただきたいのが、毎年最初の搭乗時にFLY ONポイントが2,000ポイントもらえることです。
JALグローバルクラブに入会するためには、1年間で50回以上フライトするか、FLY ONポイントを50,000ポイント以上貯めて、JMBサファイア以上のステイタスに到達する必要があります。
このFLY ONポイントは基本的にフライト時のみにもらえるもので、その他の獲得手段がありません。
ですので、毎年2,000ポイントもらえるというのは、とてもありがたいことなのですね。
デメリットは、20代のうちしか持てないことでしょうか。
また、JALグローバルクラブカードと合わせて持つことはできないので、切り替えが必要になります。
番外編
以下、JALカードではないものの、JALマイルを貯めるのにおすすめのカードを3つご紹介します。
JALマイル還元率1.25%可能!SPGアメックスカード
SPGアメックスカードはショッピングでポイント100円につき3ポイントが貯まりますが、JALマイルではなく、アメリカン・エキスプレスのポイントとなります。
貯まったポイントは、3ポイント = 1マイルとして移行できるので、この時点で100円 = 1マイルの還元率1%となります。
さらに、ポイントをマイルに移行するときに1回の手続きで60,000ポイントごとに15,000ポイントのボーナスポイントがつき、その合計がマイルに移行されます。
つまり、20,000円 = 60,000ポイント(+ボーナスポイント加算で合計75,000ポイント) = 25,000マイルとなり、JALマイル還元率が1.25%となります。
その他、SPGアメックスカードの大きな特徴は対象となるホテルでゴールドエリートの待遇を受けられることです。
シェラトン、ウエスティン、マリオット、ザ・リッツ・カールトンなどで、無料のアップグレードやチェックイン時間の延長、ウェルカムギフトなどの特典が受けられます。
ただしデメリットとして、年会費は31,000円(税別)とお高めです。
年会費無料でマイル還元率0.6%のリクルートカード
リクルートカードは、年会費永年無料のカードです。
それでいて、ポイント換算率が高く、100円 = 1.2リクルートポイント、つまり1.2%のポイント還元率となります。
リクルートポイントの使い道としては、1ポイント = 1円としてHot Pepperやじゃらんなどリクルート系のサービスで利用できるのはもちろんですが、いったんPontaポイントに交換することで、JALマイルに交換することができます。
Pontaポイントへの交換は、1リクルートポイント = 1Pontaポイントから可能です。
そしてPontaカードからJALマイルへの交換は、2Pontaポイント = 1マイルから可能です。
例をあげると、10,000円 = 120リクルートポイント = 120Pontaポイント = 60マイルということで、最終的なマイル還元率は0.6%となります。
コストをかけずにマイルを貯めたい方にはおすすめのカードです。
デメリットとしては、JALカードではないので入会時やJAL便搭乗時のボーナスマイルがもらえないことがあげられます。
イオンでJALマイルが貯まる!イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
お買い物でイオン系列のお店をよく使う方には、イオンJMBカード(JMB WAON一体型)がおすすめです。
このカードは、カードショッピングの利用200円 = 1マイルが貯まります。
また、WAONの利用でも200円 = 1マイルが貯まりますが、毎月5日・15日・25日の「お客さまわくわくデー」では200円 = 2マイルとなります。
さらに、20日・30日の「お客様感謝デー」では、クレジットまたはWAONの利用で買い物代金が5%オフとなります。
なお、貯まったマイルはWAONに交換することもでき、10,000マイル=11,000WAON(11,000円相当)となります。
また、40,000マイル=50,000WAON(50,000円相当)というおトクな交換率も用意されています(交換率は、2019年3月31日までのものです)。
年会費は無料で、WAONも一体となっているので、イオン系列でよくお買い物をする方は持っていて損がないと思います。
デメリットをあげるとするなら、こちらもJALカードではないので、入会時やJAL便搭乗時のボーナスマイルはもらえないことです。
まとめ
JALマイルが貯めやすいおすすめのクレジットカードを、ユーザーのパターンごとにまとめます。
JALカード
- 学生 → JALカードnavi
- マイル還元率重視 → JALカード TOKYU POINT ClubQ
- 飛行機の利用が多い → JAL CLUB-Aゴールドカード
- JALグローバルクラブクラブを目指す → JAL CLUB-Aカード(20代の方はJAL CLUB ESTに加入)
JALカード以外
- ホテルでの特典&マイル高還元率重視 → SPGアメックスカード
- コストをかけずにマイルを貯めたい → リクルートカード
- イオン系列店をよく利用する → イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
みなさんの最適なカード選びの参考になり、マイル生活スタートのきっかけとなればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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